column( コラム )
「7月5日に地震が来る」は本当か?──デマの正体と“今が旅行チャンス”な理由

SNSで拡散された「2025年7月5日に日本で大地震が起きる」という予言が、一部の海外観光客の旅行キャンセルを引き起こすなど、波紋を広げています。しかし、その根拠はどこまで信頼できるものなのか?現実と照らし合わせて、冷静に検証してみましょう。
🔍 デマの出所:「私が見た未来」とは?
騒動の発端は、1999年に出版された漫画『私が見た未来』(たつき諒・著)。作者が見たとされる予知夢を題材にした内容で、後に加筆出版された完全版には「2025年7月ごろに大災難があるかもしれない」という記述が登場します。
ただしこれはあくまで「夢」の中での話であり、具体的な日時や場所を示すものではなく、科学的根拠のない一個人の感覚にすぎません。7月5日という日付も「夢を見た日」であって、災害発生日と明言されてはいません。
📺 ミスターサンデーの取材で明らかになった“影響”
2025年6月15日放送のフジテレビ『Mr.サンデー』では、香港現地での取材が行われ、次のような実態が報じられました。
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街頭インタビューを受けた香港人28人中25人が「この漫画の予言を知っている」と回答
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そのうち多数が「7月は危ない」として日本旅行をキャンセルした、または時期をずらしたと発言
これにより、SNSや一部メディアの情報が、訪日旅行者の行動に実際に影響を及ぼしていることが裏付けられました。
🧙♂️ 風水師の“警告”と“訂正”
さらに、香港の著名な風水師が2024年末に「2025年の4月〜5月は日本に行くな」と警告したことで、より一層の警戒心が広がりました。
ただし、その同じ風水師は2025年6月に入って「4月と5月に日本で地震が実際にあったので、7月には起きないだろう」とコメントを修正しています。つまり、7月に危険があるという主張は後退しているのが現状です。
🌐 実際の科学的見解は?
日本の気象庁、地震本部など公的な地震予知機関は、7月に地震が起きるという兆候を一切示していません。現代の科学では、日付を特定した地震予知は不可能であり、「7月5日地震説」は科学的な裏付けをまったく欠いています。
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意外かもしれませんが、今は旅行に絶好のタイミングです。
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風評によって混雑が緩和され、人気観光地も快適に
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ホテルや民泊の価格も下がり気味で、コストパフォーマンスが高い
たとえばTOCORO.のある河口湖エリアでも、例年に比べて7月前半の予約数が落ち込み、一部ではキャンセルも増えています。しかし、これは「本来の魅力が変わったわけではない」ため、今こそゆっくり観光できるチャンスともいえます。
✅ まとめ:「恐れ」よりも「根拠」で判断を
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「7月5日に日本で大地震が起きる」は、根拠のないデマです。
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メディアや漫画、風水師の一部発言が曲解され、実際の旅行行動に影響を与えているのは事実ですが、科学的根拠は皆無です。
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天気、混雑、料金、いずれも「今がチャンス」と言える状況です。
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