column( コラム )
ペットOK民泊の可能性とリスクを検証する

近年、ペットを連れて旅行する需要が高まっており、「ペット同伴可」の民泊は注目を集めています。旅行予約サイトでも“ペットOK”フィルターを使うユーザーは増加傾向にあり、差別化戦略として導入を検討する運営者も増えています。
しかし、メリットがある一方で、トラブルや運営コストの増加といったリスクも伴います。本コラムでは、ペットOK民泊の魅力と注意点を整理し、導入すべきかどうかの判断材料を提供します。
メリット①:競合が少なく、選ばれやすい
民泊全体の中で、ペットOK物件はまだ数が少ないため、特定のニーズに強く刺さります。特に以下のようなゲスト層に好まれます:
- 愛犬・愛猫と一緒に旅行を楽しみたいファミリー層
- 長期滞在を希望するテレワーカーや移住体験者
- ペットイベントやドッグランを目的とした観光客
競合が少ない分、「空室でも予約が入りやすい」傾向があります。
メリット②:客単価を上げやすい
ペット同伴OKの施設は、
- ペット1頭あたりの追加料金(1,000円〜5,000円程度)
- 清掃費の上乗せ
- 専用備品(ケージ、トイレ、ペットシーツ等)
といった形で単価を調整しやすく、適切に設計すれば通常より高い宿泊単価を維持することも可能です。
リスク①:トラブルの発生リスクが高まる
ペット連れの宿泊には、以下のようなトラブルのリスクがあります:
- 無駄吠えや鳴き声による近隣クレーム
- 家具や建物の破損(引っかき・噛みつきなど)
- アレルギーなど他ゲストへの配慮が必要
- 清掃にかかる時間や負担の増加
「他のゲストと共用するタイプの物件」や「密集した住宅地」においては特に慎重な判断が求められます。
リスク②:管理・清掃の手間が大きくなる
ペット同伴可能にすると、通常の清掃に加え、
- 抜け毛の徹底除去
- ニオイ残りのチェック
- 備品の破損確認と入れ替え
など、運営側の負担が増えます。外部清掃業者に委託する場合は、コストも高くなりやすいため、利益率を意識した価格設定が重要です。
対策①:ルールと備品の整備でトラブル回避
ペットOKにする場合は、以下のような事前対策が効果的です:
- 「宿泊前にトイレ済ませる」「無駄吠えが多い犬は不可」などの利用規約
- ペット用の食器・タオル・トイレ用品の用意
- ケージ滞在のルールや指定エリアの明示
また、ペット不可のエリア(寝室など)を設定することも重要です。
対策②:保険加入と損害対応の明文化
万が一の破損や事故に備えて、
- 動産・賠償責任補償を含む保険の加入
- ゲストへの損害請求に関する同意書の取得
など、リスクを「ゼロにはできないが、軽減・管理する」姿勢が求められます。
まとめ:戦略的に取り入れれば強力な武器に
📌 競合が少なく、需要も高まっている「ペットOK民泊」
📌 トラブル・清掃コストなどのリスク対策を事前に行えば収益性も確保可能
📌 専用設備やルール整備、価格設定、保険対応が成功のカギ
TOCORO.でも、ペットOKの導入について相談を受ける機会が増えています。物件の立地や構造、ターゲット層を踏まえたうえで、「本当にその物件に向いているか」を慎重に判断することが成功への第一歩です。
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