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民泊

観光地・河口湖にも異変──8月の予約率が50%未満、例年の80%超から大幅減の兆し

観光地・河口湖にも異変──8月の予約率が50%未満、例年の80%超から大幅減の兆し

予約状況に異変:7月25日時点で50%を下回る8月の予約率

例年、河口湖の8月は夏休み・お盆シーズンと重なり、稼働率が80%を超える繁忙期です。しかし、2025年は7月25日時点の予約率が50%を下回っており、極めて異例の状況となっています。過去のデータと比較しても、8月にこれほど予約が埋まっていない年は記憶に新しいところではありません。


要因分析:何が予約を押し下げているのか?

この現象には、いくつかの複合的要因が絡んでいます。

① 地震デマ・風評被害の長期化

SNSを中心に拡散された「7月に大地震が来る」という根拠不明の情報が、外国人観光客を中心に旅行控えを引き起こしました。7月5日には実際にトカラ列島で震度5弱の地震が発生したものの、富士五湖周辺とは無関係であったにも関わらず、心理的影響は大きく、予約数の落ち込みに繋がっています。

② 為替と物価の影響

2025年夏は円高傾向が進んでおり、訪日外国人にとっての「割安感」が以前ほど無くなってきています。さらに、インバウンド向け施設の価格上昇が「日本が高い」という印象を強め、旅行先の選定にブレーキをかけています。

③ ライバル物件の急増

河口湖周辺では民泊やホテルの新規オープンが相次ぎ、供給数が大幅に増加しています。観光需要の分散と、過当競争による価格の乱れが、全体的な稼働率を押し下げています。


今後の見通し:回復の鍵は“直前予約”と柔軟対応

近年は直前予約が増える傾向にあり、現段階での50%という数字が最終稼働率を示すわけではありません。ただし、例年80%超の水準から見ると、最終的に70%を切る可能性も現実的です。

そこで重要になるのが、次のような対応です:

対策 内容
リアルタイムの価格調整 PriceLabsなどでエリア動向を分析し、即応価格設定
柔軟なキャンセルポリシー 不安を抱えるゲストへの“予約しやすさ”を演出
SNSでの安心情報発信 地域の安全性や快適な気候をリアルタイムで伝える
滞在体験の充実 「レビュー獲得強化月間」として、おもてなしの強化

TOCORO.の対応:柔軟な戦略で地域平均を上回る稼働へ

TOCORO.では、河口湖エリアの宿泊需要の変化をリアルタイムで捉え、柔軟な価格調整やキャンセル条件の最適化を行っています。その結果、現在のような厳しい状況下でも地域平均を上回る稼働率を維持しています。

また、宿泊者の不安を払拭する情報発信や、レビュー獲得を重視した運営を徹底し、閑散期であっても将来の予約獲得につながる仕組み作りを進めています。


例年とは異なる2025年の夏。しかし、冷静な分析と即応力で、民泊運営の差が如実に出る時期でもあります。今こそ、戦略と柔軟性が問われる「真の繁忙期」かもしれません。

TOCORO.では富士山周辺でどこよりもお安くご予約できるサイトを運営しております。

是非この機会にこちらからご予約ください。

 

 

このたび、株式会社TOCORO.代表取締役の田辺大地が、TOKYO MXの地上波番組「企業家たちの挑戦ストーリー」に出演いたしました。
番組内では、創業に至る経緯や、地域とともに成長する企業を目指すTOCORO.のビジョンについて語らせていただきました。また、河口湖での実際の民泊の売上実績なども紹介させて頂きました。
放送をご覧いただいた皆さま、そして日頃から応援してくださる皆さまに、心より感謝申し上げます。
今後も、河口湖から世界に向けて魅力を発信し続けてまいりますので、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

 

また、本番組の内容は、TOKYO MX公式YouTubeチャンネル「企業家たちの挑戦ストーリー」でもご覧いただけます。
放送を見逃した方や、改めてご覧になりたい方は、ぜひこちらからご視聴ください。


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