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民泊

2026年の民泊はどう動く?――2025年のデータと政治・規制から読む「勝ち筋」予測(全国/河口湖)

2026年の民泊はどう動く?――2025年のデータと政治・規制から読む「勝ち筋」予測(全国/河口湖)

まず全国の空気感:需要は強いのに「ルール」と「管理」が一気に強まっている

2025年は、訪日客が高水準で推移し、宿泊ニーズは全国的に強い一年でした。11月の訪日外客数は351.8万人、1〜11月累計は3906.56万人と、すでに2024年通年(3687.01万人)を上回っています。
一方で、民泊をめぐっては「増えすぎ」「迷惑行為」「無届け」への対策が政治・行政テーマになり、**規制・課税・取締りの“セット強化”**が進み始めています。


2025年の3つの数字(供給・需要・制度)で見る

1) 民泊(届出住宅)の増加ペースは強い

観光庁の集計(住宅宿泊事業の「届出住宅数」=稼働可能な届出ベース)では、

  • 2025/1/15:29,325件

  • 2025/7/15:33,618件

  • 2025/9/16:35,246件

  • 2025/11/14:36,851件
    と増加。1月→11月で**+7,526件(約+25.7%)**の伸びです。

2) 山梨(河口湖周辺を含む)もジワ増

山梨県の届出住宅数も、

  • 2025/1/15:309件

  • 2025/11/14:376件 
    と増えています(+約22%)。

3) 「税」と「違法排除」が、制度として動き出した

  • 東京都:宿泊税を「定額」→**宿泊料金の一律3%(定率)**へ見直す素案を公表。民泊・簡易宿所も課税対象に追加し、2027年度の制度変更を目指す流れです。

  • :観光庁が、仲介サイトとのデータ連携などで無届け(違法)民泊をサイトから排除する仕組みを進める方針を示しています(特区民泊や簡易宿所も含めてデータ対象を広げる考え)。

  • 国の財源面:出国時に徴収する「出国税(国際観光旅客税)」を1000円→3000円へ引き上げる方針が報じられています(2026年7月以後の適用案)。


2026年の民泊動向:TOCORO.の予測(結論)

予測①:需要は「高止まり」しやすい(ただし国・地域で濃淡)

訪日客の強さが続いているため、2026年もベースとして宿泊需要は堅い可能性が高いです。
ただし、都市部は「住民トラブル」対策で営業日・区域の制限が増えやすく、ルール対応の差が収益差になります。

予測②:「無届け・雑運営」が淘汰され、真面目運営が有利になる

2026年は、データ連携や監督強化で、“出してはいけない物件/やり方”がやりにくくなる方向です。
結果として、ルール順守・近隣配慮・清掃品質・緊急対応が整っている施設ほど、相対的に勝ちやすくなります。

予測③:コスト(清掃・人手)と税負担が、利益を分ける

観光政策は「持続可能(混雑・ごみ・マナー)」に寄っており、予算面でもその方向性が強いです。
運営側は、清掃・人手不足と、(地域によって)課税強化の両方を織り込んで、利益設計を“粗く”しないことが重要になります。


2026年に向けて、民泊オーナーが「今」やると効くこと(5つ)

  1. エリアのルールを先に確認(営業できる曜日・期間・住居専用地域の扱いなど)

  2. 無理のない運営設計に直す(清掃が詰むなら、最初から最低泊数・受け入れ条件を設計)

  3. 価格は“勘”ではなく根拠で(需要期は上げ、弱い日は守る。近隣ホテル・同等民泊・イベントを見て調整)

  4. 近隣対策を仕組み化(騒音・ごみ・喫煙・駐車のルールを多言語で明確に。クレームは初動が命)

  5. “税・届出・報告”を落とさない(都市部ほどここが一発アウトになりやすい)


TOCORO.の視点:2026年は「ピンチをチャンスに変える年」

規制や監督が強まると、「民泊はもうダメ」と感じる人が増えます。
でも実際は、いい加減な運営が減る=競争環境が健全化する側面もあります。

数々のピンチを乗り越えてきたTOCORO.としては、この局面を“撤退”ではなく、「ちゃんとやる人が勝てるチャンス」と捉えることをおすすめします。
特に、価格設定は民泊運営の成果を最も左右する要素の一つです。TOCORO.では、AIで市場価格を分析し、ダイナミックプライシングに加えてTOCORO.独自ロジックで最適な価格コントロールをオーナー様へ無料で提供
しています。今の管理会社の価格設定に不満がある方は、お気軽にご相談ください。

 

 

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是非この機会にこちらからご予約ください。

 

 

このたび、株式会社TOCORO.代表取締役の田辺大地が、TOKYO MXの地上波番組「企業家たちの挑戦ストーリー」に出演いたしました。
番組内では、創業に至る経緯や、地域とともに成長する企業を目指すTOCORO.のビジョンについて語らせていただきました。また、河口湖での実際の民泊の売上実績なども紹介させて頂きました。
放送をご覧いただいた皆さま、そして日頃から応援してくださる皆さまに、心より感謝申し上げます。
今後も、河口湖から世界に向けて魅力を発信し続けてまいりますので、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

 

また、本番組の内容は、TOKYO MX公式YouTubeチャンネル「企業家たちの挑戦ストーリー」でもご覧いただけます。
放送を見逃した方や、改めてご覧になりたい方は、ぜひこちらからご視聴ください。


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